今年から線審をなくし、電子機器のライン判定を全面的に導入したテニスのウィンブルドン選手権で6日、機械が作動せず物議を醸す一幕があった。
女子シングルス、ロシア出身のアナスタシア・パブリュチェンコワとソナイ・カータル(英)の4回戦。4―4の第1セット第9ゲームでパブリュチェンコワがゲームポイントを握った場面だった。カータルの打球はベースラインを割り、判別しやすい「アウト」に見えた。
しかし、機械は反応せず、主審が声を上げてプレーは中断。電子機器が作動していなかったことが判明した。
主審が自らの判断で「アウト…